木(甲・乙)ホントの性格と特徴とは?

四柱推命には十干というものがあります。
乙(おつ・きのと)
も、その1つ。
そして…
乙 木の陰 草花
と言われており、日干の五行で性格、仕事、恋愛などが占えると言われています。
そこで、今回は『甲・乙のホントの占い』をお教え致します。

五行の木(甲と乙)じゃ!

日干が『甲』の人の基本的性格
四柱推命で日干が『甲』だと、五行は木で、陽グループに属します。
甲は天に向かって真っ直ぐと伸びる大樹で、その根も大地にしっかりと張っています。
なので、性格も真っ直ぐな性格。ウソなんてつけない超真面目な人です。
さらに、甲は『陽の気』を帯びているため、明るく、活発で、思いやりもある性格です。
甲木の恋愛・結婚運
日干が『甲』の人は、真っ直ぐ伸びる大樹。なので、恋愛もストレート。
好きなら好き!駆け引きもしないので、やや甘え下手ですが、その思いは真剣そのもの!
また、どっしり根を張る大樹なので、相手に依存することなく、独立独歩な人です。
甲木の仕事・出世運
日干が『甲』の人は、これまた大樹のごとく仕事も真っ直ぐ、真面目に頑張ります。
ただ、駆け引きが下手なので、根回し不足が足を引っ張るかも知れません。
でも、真っ直ぐ真面目な性格が評価されて、最終的には大出世するでしょう~♪
日干が『乙』の人の基本的性格
四柱推命で日干が『乙』だと、五行は木で、陰グループに属します。
乙は細くて、可憐な草花です。弱いイメージですが、根はしっかりとしています。
なので、ちょっと頼りなさそうに見えても、やる時はしっかりやる好感の持てる性格。
さらに、乙は『陰の気』を帯びているため、他人と協調するチームワーク性も抜群です!
乙木の恋愛・結婚運
日干が『乙』の人は好印象で、時間をかけ、ゆっくり愛を育んでいく恋愛観です。
ただ、やっぱり大樹と比べてると弱いので、どこか相手に依存しがちなのがネック。
でも、根はしっかりとしているので、素敵な恋愛・結婚生活を送るでしょう~
乙木の仕事・金銭運
日干が『乙』の人は、これまた草花のごとくソフトに、可憐に、仕事をこなします。
ただ、弱々しくて、依存心があるので、やや出世は遅いのかも知れません。
でも、ソフトで、好印象な性格が評価され、一般的な人よりもお金周りは良いでしょう~
五行の木(甲・乙)のホントのこと
ネットや、書籍を学んでいると既述のような感じの文章が出てきます。
ようは…
日干の『乙』は草花
だから、甲は真っ直ぐで、乙は可憐。
そして、甲乙は五行の『木グループ』なので仕事は農林、出版、木造住宅、作家。
恋愛や結婚も、伸びやかで~、ソフトで~と言う感じのことが書いてあります。
でも…
それって、ぜ~んぶ『ウソ』です。
パーフェクト・オブ・ザ・ウソなのです。

本当の四柱推命
一般的な四柱推命では…
日干が丙・丁なら『火』タイプ
と、言われています。
でも、命式を見て…
時 日 月 年 時 日 月 年
火 木 火 火 木 火 木 木
火 火 火 火 木 木 木 木
①と②のどちらが、木タイプでしょう?
②は、日干は火だけど、それ以外は木
①と②のどちらが、木タイプでしょう?
答えは②です。
日干が木でも、それ以外がぜ~んぶ火なら、火に引っ張られます。
もちろん、上記は極端なサンプルですけど、大半の命式も全体を見ないと当たりません。
なので…
単体だけを見ても、全く当たらない
これは、中心星である月支も全く同じだし、日支や、年干も同じ。
1つだけを見て、性格が~恋愛が~仕事がと占っても全く当たらない。
でも、これを逆にいうと…
命式全体を見るのが本当の四柱推命
です。
木(甲・乙)が多いと感情がメイン
では、実際、どうすれば良いのか?と言うと命式全体を見ることです。
で、命式全体を見て、木(甲乙)が多いと、『感情がメイン』な性格となります。
たとえば…
美味しいご飯を食べて『おいしい~』
とか…
大嫌いな上司と見ると『死ねぇぇ~』
という感情が人よりも強くなります。
そして、ここで注意することは、木が多いとそういった感情が人よりも強くなるけれど…
感情が吉と出るか、凶と出るのか?
は、一切関係ないということです。
感情が表に出るか、裏に出るか?
時 日 月 年
木 木 木 木
木 木 木 木
①の場合、五行の木(甲・乙)だらけです。通変で言えば、比肩・劫財だけです。
しかし、行動力(口数・表情を含む)を示す食神・傷官がありません。
なので、口数が少なく、無表情なのですが、心の中では激しく感情がうごめいてます!
こういった事は表面的には分かりませんが、五行を見るだけで見抜けるようになります。
時 日 月 年
火 木 木 火
火 木 木 火
②の場合、五行の木に加え、火があります。日干木にとって火は『食神・傷官』です。
食神・傷官は『行動力』を示す通変なので、思ったことがそのまま表に出ます。
具体的には、おしゃべりで、表情が豊か。
そして、①と②の日干は木(甲乙)だけど、全く違う。
表に出るか、裏に出るかも全く違う。
だから…
単体だけを見ても、全く当たらない
なのです。
感情が吉となるか、凶となるか?
木 木 木 木 → 木 木
木 木 木 木 木 木
上記の命式は、五行の木だらけです。
そして、大運を見ると、20~30代にかけて、ずっと木が巡っています。
こういった『木が多過ぎる命式』に大運でも日干と同じ『木』が巡るとNG!
よくない感情の塊となります!
具体的には…
ネガティブ感情ばかりでピエン…
てな感じです。
火 木 火 土 → 木 木
土 金 水 金 木 木
次に、別の命式です。日干は同じ木ですが、日干以外に木がありません。
こういうのを日干弱と言います。
しかし、大運を見ると、20~30代にかけて、ずっと木が巡っています。
日干と『同じ五行』が命式に少ない場合は、日干と『同じ五行』が大運に巡るとOK!
良い感じになります。
具体的には…
恋愛も仕事も最高でハッピ~♪
そして、どちらも日干は木だし、大運も木が巡るから『感情メイン』となる時期ですが…
感情メインだから、楽しい人生
となるのです。
だから…
命式全体を見るのが本当の四柱推命
なのです。
五行の木(甲・乙)のまとめ
四柱推命は難しいとよく聞きます。
でも、本当に難しいという以前に、間違った知識を学んでいることが原因なのです。
五行占いも、命式全体を見ることをせずに、日干だけで占っても当たりません。
だけど、命式全体を見ることさえ出来れば、当たる四柱推命へと翔華していきます。
なので、命式全体で、五行の木(甲・乙)が多い人は『感情がメイン』の性格です。
そして…
それが吉と出るのか、凶と出るのか?
これも、命式全体を見ないと分からないし、単体で見ても絶対に当たらない!
だけど、命式全体を見ると、あらゆることが当たるようになっていく!
ということが理解出来ればOKです。
そして、次回は…
をお送りします。
これについても、一般的な四柱推命の知識をブった切りますのでお楽しみに~
