火(丙・丁)ホントの性格と特徴とは?

四柱推命には十干というものがあります。
丁(てい・ひのと)
も、その1つ。
そして…
丁 火の陰 焚火
と言われており、日干の五行で性格、仕事、恋愛などが占えると言われています。
そこで、今回は『丙・丁のホントの占い』をお教え致します。

五行の火(丙と丁)じゃ!

日干が『丙』の人の基本的性格
四柱推命で日干が『丙』だと、五行は火で、陽グループに属します。
丙は天高く昇り続ける太陽であり、明るく、太陽のように周りを照らし続けます。
性格も、明るくて、エネルギッシュな性格!しかも、向上心もあります。
さらに、丙は『陽の気』を帯びているため、とても暖かい性格です。
恋愛・結婚運
日干が『丙』の人は、明るく暖かいハート。とてもポジティブな性格の持ち主です。
ただ、ポジティブ過ぎて、それが暑苦しいと思われるかも知れません。
でも、皆を引っ張っていける力があるので、学校でも、職場でもモテモテでしょう!
仕事・出世運
日干が『丙』の人は、やはり太陽のごとく、明るくて、周りを引っ張っていきます。
ただ、交際関係が広すぎるため、どんどんとお金が出て行ってしまうのがネック。
でも、わけへだてなく付き合える性格こそが最大の長所!最後は社長になるでしょう!
日干が『丁』の人の基本的性格
四柱推命で日干が『丁』だと、五行は火で、陰グループに属します。
丁とは限られた範囲を照らす焚火。なので、最初は弱々しいです。
でも、最後はエネルギッシュに燃え上がり、必要な人にとっては、とても貴重な存在!
さらに、丁は『陰の気』を帯びているため、周りとの軋轢(あつれき)はありません!
恋愛・結婚運
日干が『丁』の人は最初はゆっくり、でも、だんだんと燃え上がる恋愛運です。
だけど、やっぱり最初は時間がかかるため、最初の段階で沈下してしまうのがネック。
でも、本当に好きでいてくれる人とのご縁は抜群なので、最高の結婚をするでしょう!
仕事・金銭運
日干が『丁』の人は、これまた焚火のごとく必要な人にはスゴく重宝される存在。
ただ、自分の価値を見いだして貰えるまでは時間がかかるかも知れません。
でも、最初は時間がかかりますが、その後はドンドンと出世していくでしょう!
五行の火(丙・丁)のホントのこと
ネットや、書籍を学んでいると既述のような感じの文章が出てきます。
ようは…
日干の『丁』は焚火
だから、丙はエネルギーが抜群。丁も徐々にだけどエネルギーが抜群!
そして、丙丁は『火グループ』なので…
仕事はエネルギー関連、工業化学、さらに、エネルギッシュな俳優もOK!
性格も明るくて~恋愛・結婚運も暖かくて~てな感じのことが書いてあります。
でも…
それって、ぜ~んぶ『ウソ』です。
パーフェクト・オブ・ザ・ウソなのです。

本当の四柱推命
一般的な四柱推命では…
日干が庚・辛なら『金』タイプ
と、言われています。
でも、命式を見て…
時 日 月 年 時 日 月 年
金 火 金 金 火 金 火 火
金 金 金 金 火 火 火 火
①と②のどちらが、火タイプでしょう?
②は、日干は金だけど、それ以外は火
①と②のどちらが、火タイプでしょう?
答えは②です。
日干が火でも、それ以外がぜ~んぶ金なら、金に引っ張られます。
もちろん、上記は極端なサンプルですけど、大半の命式も全体を見ないと当たりません。
なので…
単体だけを見ても、全く当たらない
これは、中心星である月支も全く同じだし、日支や、年干も同じ。
1つだけを見て、性格が~恋愛が~仕事がと占っても全く当たらない。
でも、これを逆にいうと…
命式全体を見るのが本当の四柱推命
です。
丙・丁が多いと常識がメイン
では、実際、どうすれば良いのか?と言うと命式全体を見ることです。
で、命式全体を見て、火(丙・丁)が多いと常識を重視する性格となります。
たとえば…
お年寄りには、座席を譲るべき!
とか…
赤信号はガラガラでも待つべき!
という意識が強くなります。
ただし、ここで注意することは、火が多いと常識に対する意識が人よりも強くなるけど…
当人にとっての常識である
そして、当人にとっての常識が吉となるか、凶なるのかは、命式と大運次第なのです。
丙・丁の吉凶(仕事・転職)
仮に、あなたが『残業が異常に多い会社』に勤めていたとします。
で、上司の命式を見て…
火 火 火 火
火 火 火 火
この場合、五行の火(丙・丁)だらけです。
なので、常識に対する意識が超強い人です。ただし、この上司の残業=常識だったら…
残業が異常に多いことが常識なので、現状を変えることは絶対にありません。
なので、この上司と交渉してもムダなので、とっとと転職することが正解です。
金 火 火 金
金 火 火 金
上記の場合、五行の火と『金』があります。日干火にとって金は『正財・偏財』です。
正財・偏財は人の話を聞ける能力。なので、残業=常識の考え方も柔軟になります。
この場合、交渉次第で現状が変わる可能性があります。
こういった事は表面的には分かりませんが、五行を見るだけで見抜けるようになります。
そして、①と②の日干は火(丙・丁)だけど全く違う!
だから…
単体だけを見ても、全く当たらない
なのです。
そして、五行の火(丙・丁)を鑑定する上で大事なことは『火が示す常識』とは…
世間にとっての常識ではない。
です。
丙・丁の吉凶(恋愛・結婚)
次に婚活女性のサンプルを見てみます。
火 火 火 火 → 火 火
火 火 火 火 火 火
上記の命式は、五行の火だらけです。
そして、大運を見ると、20~30代にかけて、ずっと火が巡っています。
こういった『火が多過ぎる命式』に大運でも日干と同じ『火』が巡るとNG!
世間の常識とは逸脱した常識感となります!
具体的には…
超高学歴な男性と結婚するのが当たり前
てな感じです。
別に、高収入・高学歴な男性を狙っていても構いませんが…
それが常識と思い込んでいる程、結婚確率は異常に低くなります…
土 火 土 金 → 火 火
金 水 木 水 火 火
次に、別の命式です。日干は同じ火ですが、日干以外に火がありません。
こういうのを『日干弱』と言います。
しかし、大運を見ると、20~30代にかけて、ずっと火が巡っています。
日干と『同じ五行』が命式に少ない場合は、日干と『同じ五行』が大運に巡るとOK!
具体的には…
普通の男性も考慮するのが世間の常識
そんな感じで、本人の常識と、世間の常識がシンクロしていきます。
すると、世間とシンクロした常識を重視し、婚活を邁進して行きます。
当然、高学歴・高収入だけを狙う女性よりも結婚が出来るする確率が格段に上がります。
そして、既述の事例で言える事は、どちらも日干は火だし、どちらも大運も火だけれど…
吉と出るか、凶と出るのか?
は『命式の通変』と『大運次第』であって、日干だけで占っても絶対に当たらない。
だからこそ…
命式全体を見るのが本当の四柱推命
です。
五行の火(丙・丁)のまとめ
四柱推命は難しいとよく聞きます。
でも、本当に難しいという以前に、間違った知識を学んでいることが原因なのです。
五行占いも、命式全体を見ることをせずに、日干だけで占っても当たりません。
だけど、命式全体を見ることさえ出来れば、当たる四柱推命へと翔華していきます。
なので、命式全体で、五行の火(丙・丁)が多いと『自分が信じること=常識』。
そして…
これは、命式全体を見ないと分からないし、単体で見ても絶対に当たらない!
だけど、命式全体を見ると、あらゆることが当たるようになっていく!
ということが理解出来ればOKです。
そして、次回は…
をお送りします。
これについても、一般的な四柱推命の知識をブった切りますのでお楽しみに~
