水と腎臓の病気

四柱推命の五行と、病気の関係シリーズ。
今回は水について語っていきます。
水=腎臓
五臓六腑という言葉があるように、人間でメインとなる機能は5つです。五行の水は腎臓を指しますが四柱推命は東洋医学に近いので、ここでいう腎臓は腎臓そのものではなく免疫機能全般とお考えて下さい。
また水は生殖器機能、泌尿器機能の良しあしも左右します。
強い=健康という訳ではない
四柱推命において大切なことはバランスです。
ですから水が多いから腎臓を含む免疫機能は大丈夫!というのは誤りなのです。
具体的にいうと水が強くなった場合、
水 免疫機能に問題が生じる
木 水が木を生むので、木が弱いと肝臓機能が良くなり、木が強いと悪くなる
火 水が火を剋すので、火が強いと循環器系が良くなり、火が弱いと悪くなる
土 土が水を剋すので、土が強いと消化器系は良くなり、土が弱いと弱くなる
金 金が水を生むので、金が強いと免疫機能が悪くなり、金が弱くも機能が低下します。
つまり水が五行の相互作用によって強くなりすぎると良くないのです。
ちなみに水が弱すぎた場合はこの逆となります。
不妊症は腎臓の機能低下
腎臓に限らず、各臓器は機能低下をおこすと硬く、小さくなり、下垂します。そして腎臓の下にある卵巣を圧迫し、さらに左右の腎臓の落ち方の違いで子宮がどちらかに歪みます。
これが受精卵の着床を妨げ、胎児の育成を阻むことになるのです。もちろん原因はこれだけではありませんが、不妊症で悩んでおらえる方の場合、腎臓の下垂を考慮しても良いと思います。
※心臓だけ肥大化する。
西洋医学だけではどうしても発見しずらいものなので、四柱推命に限らずいろいろな検査方法を利用されるのも手です。
副腎という小さな巨人
副腎とは腎臓の上に乗っている小さな臓器です。役割としては必要不可欠なホルモンを製造することです。
人は歩くときロボットのように真っ直ぐではなく、腰を捻らせながら歩きます。そしてこの腰の右回り、左回りの中心が腎臓です。
副腎は腎臓の上に乗っているため、腰の回転運動とともに腎臓と一緒に刺激を受けて活性化します。ところが腎臓が機能低下を起こし、腎臓が固く、小さく、下垂すると副腎も刺激を受けられなくなってしまうのです。
このことが副腎の機能低下を誘発するのですが、この副腎の機能低下こそが老化の原因の一つです。最近老けてきたなぁ~と感じたら、腰の回転連動を考慮したウォーキングをお勧めします。
水と五行の相関関係
水は、水と協力しお互いがお互いに強くなる。 ←比和する。
水は、木を強化するが水は疲弊して弱くなる。 ←相生する。
水は、火を攻撃し、水自身も疲弊し弱くなる。 ←相剋する。
水は、土に攻撃され、水は疲弊して弱くなる。 ←相剋される。
水は、金に援助され、水は力を増し強くなる。 ←相生される。
まとめると、水は
強化 : 水 → 金 → 木 → 火 → 土 : 弱化
ということになります。
以上が、四柱推命による視点でした。