相生と相剋

相生と相剋とは
四柱推命は最も当たる占いとされています。
今日はその基礎理論となる相生と相剋とは何かをお話しします。
相生と相剋とは、四柱推命の根幹を成す陰陽五行説の考えで
これをきちんと理解していればかなり当たる占いが出来るようになります。
ちなみに
【相生(そうせい)】とは、ある五行が、ある五行を強める関係です。
【相剋(そうこく)】とは、ある五行が、ある五行を弱める関係です。
相生と相剋の関係性
陰陽のページで世の中には必ず対となる関係が2つ存在すると説明しました。そして相生と相剋も対となる関係で、
相生する側、される側、
相剋する側、される側、と言う対となります。
ちなみに
[木→火→土→金→水→木…]の順に相生が起こります。
[木→土→水→火→金→木…]の順に相剋が起こります。
木をピックアップして考えると、
木は木と協力しお互いがお互いに強くなる。 ←比和する。
木は火を強化するが木は疲弊して弱くなる。 ←相生する。
木は土を攻撃し、木自身も疲弊し弱くなる。 ←相剋する。
木は金に攻撃され、木は疲弊して弱くなる。 ←相剋される。
木は水に援助され、木は力を増し強くなる。 ←相生される。
となります。
相生と相剋の注意点
四柱推命を学ぶ上で最も注意すべき事は、相生(強化、味方)は良いイメージ、 相剋(弱化、敵)は悪いイメージ、と言う先入観は大きな弊害になるということです。
何故なら、五行の善し悪しとはバランスが取れているかどうかで決まるからです。
例えば、ある五行が弱かったとします。この弱い五行を強化すること(相生)は良いことです。ですがが、逆に強い五行をさらに相生(強化)してしまうと、その五行だけが強くなりすぎ、この五行の示す悪い部分が出てきます。
相剋の場合も同じです。強い五行を弱らせる(相剋)ことは良いことですが、逆に弱すぎる五行をさらに弱化してしまうと良くありません。
比和
相生と相剋のほかにも同じ気が重なり合う比和というものがありますが、これも同じく、画一的に良い悪いではなく、四柱八字や大運によって良くもなったり、悪くなったりします。
分からなくなった場合
一般的な四柱推命だけを学ばれた方はチンプンカンプンだったにかも知れませんが、すべての五行が同じパワーを持っているのが良く、一つの五行が強すぎたり、弱すぎたりすることがダメだよ、ということだけは覚えておいて下さい。
逆にこんなこと知っているよ、と思われた方には、相生と相剋 中級者向けのページがありますので是非お読み下さい。内容としては、陰と陽とで相生と相剋の意味が変わってくるよ、という内容になっています。
また干合(かんごう)についても記載しています。
以上、相生と相剋についてお伝えしました。