独立か、会社に居続けるべきか!?

独立か?会社に居続けるべきか?大いに悩む問題です。
独立起業に現実性を感じなくても、もしかしたら私にも可能性が…なんて思いがあるかも知れません。
今日は四柱推命の視点で、その疑問にお答えしたいと思います。
成功の定義
とにかく有名になって、お金が入って、自由な時間もあって。それは確かに素晴らしいことかも知れません。でも、ここには非常に危険な落とし穴があるんです。別に成功したらいけないってことじゃないですよ。
たとえば独立して成功するためには、それなりのストレスやプレッシャーに耐えなければなりません。でも世の中には重圧があるほど興奮するっていう、ある種のマゾがいるんです。
だから、そういう人なら独立して成功した方がいいんです。
じゃあ、逆にストレスやプレッシャーなんてイヤだ!って人が独立したらどうなるでしょうか?
仮に成功したとしても、その成功を維持し続けることがイヤになっちゃうんです。だったら、会社勤めをして、ゆっくりと昇進していき、地位とお金を手に入れたほうがしあわせなんです。
つまり、成功とは結果でしかなく、そのための手段は、独立でも、会社員でも良い訳です。
自分のことを知り、自分に合ったスタイルで成功することが最もしあわせであり、逆のスタイルで成功しても不幸せと感じてしまうんです。
でも、なかなか自分のことって分かりませんよね?そこで四柱推命という最高の自己分析ツールが役立つ訳です。
独立した方がよい人
これは四柱推命の通変で分かります。命中の構成で、食傷や印が多い人です。この理由としては、
印 : 印綬:偏印 : 自分が好きなことをやりたい、ということを示します。
食傷 : 食神:傷官 : 行動力、実行力、積極性を示します。
つまり、自分が好きなこと、興味のあることをやってみたい!またそれに全力を注ぎたい!という性格です。
ですから好きなことでなかったり、人から命令されたり、やらされたりすることを非常に嫌う性格です。
逆に好きなことなら何時間でも出来るので、これがプレッシャーやストレスすらも楽しめるようになっていくのです。
独立派の成功する生き方
会社にお世話になる以上、個人の意思を抑え、組織の指示に従わなくてはなりません。ですが、それが我慢出来ません。
どんなに我慢したとしても、無意識のうちに不平・不満な態度が出てしまい、出世コースからも外れやすくなります。
以上の理由により、成功する、成功しないということよりも、基本的に組織というシステムが合わないのです。これが不快なストレスと感じるんです。
ですから、四柱推命の構成で食傷や印が多い人は自分が好きなことを思いっきり出来る環境のほうが向いています。
安定よりも自由が優先です。起業などの大きなことを目指さなくても、フリーランス的な生き方でも自分を活かせます。
また、そういった生き方をした方が不快なストレスを溜めないし、成功の波が来たときに経験があるので飛躍しやすくなるのです。
会社にいた方がよい人
これも四柱推命の通変で分かります。命中の構成で財や官殺が目立つ人です。この理由として
財 : 正財:偏財 : 他人の考えや思考を察知出来ます。
官殺 : 正官:偏官 : 達成能力を示します。
つまり、他人がやってもらいたいこと、やって欲しいことを察知し、それを遂行することが出来る人です。
また、相手の思いに沿ったことが出来る人であり、不安定な自由よりも、安定した生き方に居心地の良さを感じる性格です。
会社にいた方がうまくいく人の生き方
今回、会社という文字を使っていますが、ようは自分の意思よりも世間の思いや考えに同期出来る人、ということです。
そして世の中のほとんどが安心・安全・確実といったことを正解としているので、本人の価値観もそれにシンクロします。
世間に牙をむき、自由な生き方をするよりも、世間が望むスタイルに居心地の良さを感じるし、性に合っています。
ですから今の会社に居心地の良さを感じているのであれば、わざわざ転職や独立というリスクと取る必要はないのです。
逆に人間関係や収入、労働条件などに安心出来ないなら、自分が居心地の良い会社を見つけて転職するのが正解です。
ようは一つの会社に居続けようと、転職しようと会社という組織にいた方がこの場合は良いし、しあわせなんです。
組織向きの典型例
学生時代に親や先生、世間が望むことは何だかんだ言って成績の良さです。性格の良さよりも成績です。これが現実です。
成績と言っても、テストの点でもいいし、スポーツの成績でも良いです。何が該当するかは環境によって左右されます。
典型的な例としては東大生です。成績の良さを望む人が周囲にいて、適切な指導者もいて、財・官がセットな人です。
東大卒業のキャリア組を何人も見てきましたが、その大部分が財・官がセットの人でした。
自分にあった生き方をすること
四柱推命の視点を用いてお話してきましたが、大事なことは自分の生き方にあった道を進むことです。
メディアやネットなどで、現れては消えていくかりそめの価値観ではなく、自分に向いた生き方をすることです。
その視点は様々ありますが、その目安の一つが、不安定でも独立した自由か、世間が望む安定か、なのです。
自分に合った生き方の先にしあわせがあり、その過程で付いてくるのがお金なんです。だからお金を第一目標にしてしまうと本当にあなたが望んでいるしあわせからは遠のいてしまうんです。
まとめ
以上より、
食印の人は、世間の目より、自分が好きな世界でこそ活躍出来る。
財官の人は、世間に認められるところに安心を覚え、かつ自分を活かせる。
ということであり、一時的な富や名声といったものに右往左往せず自分にあった成功ルールを実行すれば良いのです。
以上、四柱推命の視点でお送りしました。