学歴=頭の良さではない

学歴と成功の関係を四柱推命の視点で語っていきます。

世の中は現在、『高学歴重視』から『実力重視』に移行しつつあります。また、世の中は現在、『終身雇用』から『弱肉強食』に移行しつつあります。それにもかかわらず、『高学歴=一生安定&良い人生』と言う既に崩壊した神話を未だに信じている方が多いようです。

事実、『うちの子の頭の良さを四柱推命で見てください。一流大学に入学出来ますか?一生しあわせになれますか?』と、言った学歴に関する相談事がここ数年少なくありません。

しかし、たとえ高学歴を得たとしても、おそらく『良い人生』を手に入れる事は難しいでしょう。何故なら、実際の社会が求めているものは『履歴書に記述してある高学歴』でもなければ『一流大学に入る為の学力』でもなく、『コミュニケ-ション能力』だからです。

この『コミュニケ-ション能力』を特に高める最大のチャンスは思春期なのですが、そう言った大切な時期を高学歴と引き替えに何年も何年も机の上で過ごしてしまうと、必然的にこのチャンスを失うことになります。特に学力=頭の良さと勘違いしている人は今後の問題が大きくなります。

社会に出てからは『成功運(頭の良さ)』=仕事の能力×対人力という公式を忘れてはなりません。どちらかが欠如すると0(ゼロ)になります。1億にゼロをかけると、どんなに高学歴でも成功運はゼロになるのです。

事実、どんな職を選ぼうとも必ず人間関係は付いて回るので、この『コミュニ-ケション能力』は必須となります。対人職ではない技術者・研究者でさえコミュニケ-ション能力は必須であり、高学歴一本の堅物は『頭の良さ』の定義が変わっていることに対応出来ず、生涯不遇の道を歩むことになります。

そもそも学歴とは、その大学に入学するための頭の良さと運があっただけに過ぎず、社会生活で上手くやったり、仕事が出来たり、出世したりすることと、高学歴とが絶対的な相互関係にある訳ではありません。

たしかに東大、京大、早稲田、慶応と言った大学をトップ圏内で卒業出来れば有利な人生を歩めます。しかし、逆に言えばどんなに一流大学の高学歴を掲げようとそれがトップ圏外であれば、実は2流、3流大学の卒業者とドングリの背比べに過ぎないのです。

あえて違いを言えば新卒採用の時に東大卒という肩書きが生きるだけで、その後の争いには何の関係もないのです。事実、東大卒業しても年収200万円代、早稲田を卒業して現在フリーターの方もいます。片や高校中退であっても高収入の方もおられます。

以上より、高学歴にこだわるのであればそれはそれで構いません。既述のような社会人になってからのスタートラインが優位になるからです。そして、その後のレースに関しても学業を学ぶ上での効率化が有利に働く人もいるでしょうが、結局のところ『高い高学歴』や『自慢できる高学歴』と言ったことだけでなく、『あなたと仕事がしたい』と思わせる対人力こそが今後の人生に結びつくのではないでしょうか?

ちなみに四柱推命において『コミュニケ-ション能力』は通変の財で示されます。もちろん財だけではありませんが重要な視点となります。そして四柱推命では大運と呼ばれる未来を見る視点があるのですが、ここでも通変の財がうまく機能するかどうかが重要な視点となっていきます。

以上、学歴と成功の関係を四柱推命の視点でお伝えしました。